Blog

ですからお仏壇の方角は、
極端にいうとどの方向でもいいということになります。

といっても、
人の出入りする玄関先や、
生活空間とまったくかけはなれた物置などにおくのは、
日々の礼拝には適していませんし、
手洗いの横などもさけるのは当然のことでしょう。

また、
二階に置くのも悪くはないのですが、
日々のおつとめがどうしてもおっくうになりやすいということから、
避けるのが得策です。

しかし、
なるだけ一家がそろって礼拝しやすいからといって、
ほかに座敷や居間があるのに、
わざわざダイニング・キッチンにもちこむというのも雰囲気に合いません。

やはりあらたまったこころで礼拝できる場所にしてほしいものです。

さらに、
お坊さんにお参りしてもらったり、
家で年回法要などの仏事を営む場合のことを考慮しておきます。

なお、
そのような仏事の場合は、
お仏壇を移動させてもさしつかえありません。

都市住まいでの一例

そこで都市生活者を対象として、
適当な場所を考えてみましょう。

一戸建ての場合やはり座敷があればここに。

客間や間取りに余裕がない場合は、
仏然的に居間になるでしょう。

いずれも、
部屋の正面か、
それに相当する場所を選んでください。

ただ、
湿気の多いところや直射日光のさし込むところは、
お仏壇のためになるだけ避けてください。

また、
小型のものなら、
いず上段に安置してください。

お仏壇の上には、
物を置かないようにつとめたいものですが、
マンションなど、
ユニットに組み込んで、
レイアウト上、
その上部に戸棚があったりするような場合は、
仕方ないでしょう。

高くなく低くなく

 

お仏壇を安置するとき、
ある高さ以上にお仏壇を置くと、
あまり高すぎて、
法事などにご先祖の霊がのぼれない、
などという珍説が大マジメでまかり通っていることも耳にしましたが、
気にすることはありません。

なるだけ身近な位置におきたいという気持はわかりますが、
ご先祖の霊がよじ登れない高さなどと規定するのは、
まったくの迷信です。

また、
洋間に安置して、
椅子に座って礼拝する場合は、
お仏壇のご本尊が目の高さより少し上部にくるようにします。

ご本尊を少し見上げて礼拝するというのが、
お仏壇の基本だからです。

作法
仏壇作法